ニュースに並ぶ「適応障害」の文字を見て
有名な女優さんが適応障害になられて、
大きなニュースになっていますね。
どうか、このニュースをご本人が見ていないといいなと思っています。
適応障害は、なってみないと分からない、特有の気持ちや症状があります。
その中に、通常の精神状態ならなんとも思わないような些細な言葉によって、とてもとても傷つくことがあります。
例えばニュースでは、ファンから「がんばって復活してほしい」という言葉が紹介されたり、精神科医の先生から「通常は6ヶ月程度で回復します」という言葉があったり。
このニュースを見てしまったら、、、「がんばって」という言葉に、「今はがんばれないのに・・・」と余計に傷ついたり、「通常6ヶ月」と言われても、もっともっと時間のかかる場合もあります。
私が以前にカウンセラーさんから「病気治癒までに、傷ついた期間のだいたい2倍の期間かかる」と言われたことがあります。私の場合は6ヶ月つらい時期が続いたので、治るまで1年。たしかに2倍くらいかかると思います。もっと期間の長い方もたくさんいらっしゃると思います。
ニュースを発信する方は、どうかその病気の当事者が見ても傷つかないか、を考えて発信してほしいものです。そして、そっとしておいてほしいなと思ってしまいます。