アラフォーママ、適応障害と全頭脱毛症になりまして

職場でのストレスから適応障害と全頭脱毛症になりました。病気との闘いや新しい発見など綴っていきます。

わきまえる文化

いやー。連日「わきまえない女」「女性蔑視」のニュースを見ない日はないですね。。

 

これには私も一言いいたくて。

 

この問題、「女性差別だー」ってだけの話じゃないと思います。

そもそも、あの発言をされたお方は、今に始まった考え方ではないでしょう。あのくらいの発言はもう何十年も言っているはず。そして、少なからぬおじさまたちは、実は陰で共感してる人も多いのでは?と思ってしまいます。

 

いや、おじさまたちだけではありません。性別や年齢関係なく、日本には「わきまえなさい」という文化があると思います。

 

例えば、、、

・新入社員は立場をわきまえなさい(何も知らないのに意見を言うのはやめなさい)

・部活の後輩は、先輩に対して発言するのをわきまえなさい

・クライアント(顧客)には、どんなにひどい仕打ちを受けても我慢しなさい

・大勢の会議は空気を読んで、なるべく質問や意見は会議後にしなさい

・郷に入っては郷に従え

・長い物には巻かれろ

 

この「わきまえる文化」。

性別関係なく、多くの人が体験しているのではないでしょうか?

 

要するに、立場の弱い者はわきまえて、強い者に従いましょう的な文化。。

 

男女問わず多くの人が体験したことがあるからこそ、今回、海外から「日本人っておかしい」と言われて、「あ、やっぱり我慢しなくてよかったんだ、わきまえなくてよかったんだ」と気づいた人が多かったのではないでしょうか。

 

「ひとりじゃ大物に立ち向かえないけど、社会的なムーブメントが起きれば自分も一緒に立ち向かいたい!」「今は一般人もSNSという武器があるから、立ち向かえる」「オリンピックの開催が危ぶまれる中、スポーツ選手もつらいのに!」という社会環境になった現代。

 

立場が上とか下とかじゃなくて、もっとフラットな世の中になってほしい。フラットに言いたいことが言える社会になったらいいな。

 

そんな願いが、今回SNSでのバズりにつながったり、実際「行動」に移すことになったりと、ムーブメントを巻き起こしているのではないかと思っています。

 

私も新卒で入った会社は、男性社会だったので、楽しかったけど、苦労も多かったことを思い出しました。今思えば、会議であんまり意見言わなかったな。あの時もっと図々しく言えばよかったな。そうそう、企画書読まずにボツにされたな。。海外出張へ行くのは、決まって男だったな。。

 

今回の件は、改めてジェンダーについて、日本の文化について、オリンピック精神について、など深く考えるきっかけになったと思います。

 

これを機会に、ワイドショーでも、家族内でも、仕事上のオンラインミーティングでも、深い議論ができたら理想的なのかもしれません。