アラフォーママ、適応障害と全頭脱毛症になりまして

職場でのストレスから適応障害と全頭脱毛症になりました。病気との闘いや新しい発見など綴っていきます。

なぜ専業主婦にならないのか

病気になって以来、何人かの人に「なんで仕事辞めて、専業主婦にならないの?」と聞かれたことがあります。

 

特に一世代前を生きた私の両親は、こう言います。

母「専業主婦も立派な仕事なんだから、早く仕事辞めて主婦になれば?」

父「今は子どもたちのことを最優先に考えるべき。旦那が働けばいいんだから、妻は仕事より子どもの面倒をちゃんと見るべき。家も汚いし家事に全然手が回っていない。髪が抜けるほどの仕事なんて早く辞めちゃいなさい」

 

両親は「父が外で働き、母は家を守る」時代を生きてきたので、そう考えるのは仕方ないと思います。

それに、子どもの頃から「主婦になりたい」という夢を持って、素敵な主婦になる人もいるので、それは自己実現なのだから素晴らしいと思います。

 

私にとって、結婚できたこと、子どもに恵まれたことは、とてもとても幸せなことでした。ただ、私の夢や自己実現は「主婦」ではありません。子どもの頃からの夢はすでに叶えたし、大人になってからの夢もたくさんあります。

 

主婦(主夫)業は大事な仕事ですが、人生における一つの過程や選択肢、親としての義務、あるいは生活そのもの、と私は捉えています。母が夢を持つことは贅沢なのでしょうか。

 

先日ツイッターで「女性は、娘→妻→母という役割を生きなければならない」というような投稿を見ました。「たしかにー🤔」とすごく考えさせられました。○○の娘、○○の奥さん、○○くんママ。。そう呼ばれることは多いです。特に今は(悔しいけれど)旦那の方が断然活躍しているし、PTAも○○くんママとしての活動です。

 

そう考えると、娘・妻・母・祖母としての役割がない時間というのは、自分が成人してから結婚するまでの数年と、子どもが成人してから孫ができるまでの数年しかないことに気づきました。短いなー。確かに、20歳から結婚するまでの数年って、何にも考えずに好きなことだけしていて、自由だったなぁ。

 

一方、男性はあまり役割にとらわれることなく、ずっと自由なんじゃないかと思ってしまいます。男性は「出産かキャリアか」なんて考えたこともないでしょう。。「なんで男性はキャリアを失わずに結婚や子育てができるのに、(むしろ身を固めてより一層評価が上がったりするのに)女性にはそれが難しいのだろう」とずっと考えてきました。だからこそ「結婚しない」「子ども産まない」を選ぶ女性の気持ちも分かります。

 

で、表題の「なぜ専業主婦にならないか」ですが、つい最近まではこう答えてきました。

 

「家事が苦手というか嫌い。向いてない」

「経済的に自立していたい。旦那に『これ買ってもいい?』といちいち聞きたくない」

「自分もたくさん稼いで、子どもたちの教育費に使いたい。大学とかお金かかるし」

「保育園退園になっては困る。幼稚園はどこもいっぱいらしい」

 

でも、色々考えて答えが見つかりました。

 

(娘、妻、母の役割を生きるんじゃなくて)

「一個人として生きたい」

 

休職して考える時間ができ、これからの人生でやりたい夢がたくさん見つかりました。

もちろん母として、子どもたちに「こう育ってほしい」という希望もたくさんありますし、これからも子育て優先で、キャリアを選ぶと思います。

 

今日はイソギンチャクがジェンダー論を語ってしまいました。

「男性は〜、女性は〜」なんて性別で議論がされないような、個を重視する社会になっていくことを希望します。

 

「コロナに感染したらどうしよう。。」とよく不安に思いますが、同時に「たくさんやりたいことがあるから、まだまだ死にたくない!」と思う、今日この頃です。