アラフォーママ、適応障害と全頭脱毛症になりまして

職場でのストレスから適応障害と全頭脱毛症になりました。病気との闘いや新しい発見など綴っていきます。

多毛人生からの脱毛症

今まであまり公の場で話したこともないですが、私はもともと、すーーっごく多毛です。

 

長く伸ばしてゴムで束ねると、綱か!?という太さで、束ねた部分が輪ゴムサイズくらいになります。三つ編みとかしたら、綱そのものですね(笑)髪をドライヤーで完全に乾かすのには、1時間は軽くかかります。

思春期の頃は、可愛い髪型にも興味があったのですが、美容院でよくこんな会話が。

 

私「(雑誌を見ながら)こんな感じにしてください😊」

美容師さん「あー。うーん。毛量多いから厳しいかもー😅今までたくさんの人の髪を切ってきたけど、その中でも一番量が多いかも。まー、量が少なすぎるよりはいいんじゃない?」

 

そしてイメージ通りの髪型になったことはなく、つけたい髪飾り的なものは髪の力に負けてよく壊れ、思春期の私はよく落ち込んだものでした。。細い髪ゴムはよく切れるし、バレッタなんかできるものはなく、ピン留めは毛量に負けてすぐに落下するんです。極太の髪ゴムをよく購入したものでした。

 

でも、まさか20年後に「少なすぎる」方になる、というかハゲるとは。

 

脱毛症の抜けはじめの頃は、「あぁ、このくらいの毛量だったら、ちょうどいいな。普通の量って、きっとこんな感じ😃✨細い髪ゴムでも結べる!!」なんて、明るく考えていたのでした。

 

その後、髪の毛が9割以上無くなってみて思うのは、多毛も悪くなかったんだな、ということです。

失ってみて初めてその大切さが分かる、というものですね。

 

ちなみに、長い髪からショートカットにするとき、髪をドネーションする人もいると思うのですが、自分の髪でウィッグを作ることもできるそうです!!

いつか薄毛になるその日のために、自毛ウィッグ。なかなか思いつかないとは思いますが、良い選択肢かもしれません。

 

「失ってみて初めてその大切さが分かる」

今は誰もがそれを思い知らされている時ですよね。

自由な旅行、ライブ、スポーツ観戦、習い事、ジム、宴会、ゲームセンター、テレビ番組、友だちとのたわいもない会話(対面)、おじいちゃんおばあちゃんに会いにいくこと、経済がちゃんとまわること、怪我や病気などで不安な時にいつでも病院に行ける日常などなど。。

日常が突然、非日常になってしまった。

 

「新しい生活様式を」なんて政府は言うけど、取り戻したい大切なものが、みんなそれぞれたくさんあるんだ!と言いたい。大切なものをなんとか失わなくて済むように、補償や対策を講じてほしい。これは例えですが、ハゲてる私に「ハゲなりに新しいカツラ生活を」なんて政府に言われたら、怒り心頭ですよ。なんとか髪が生えるように支援や努力をしてくれるのが筋じゃないんでしょうか。

 

さて、アフターコロナなんて、いつ来てくれるのか遠い先に感じますが、色んなものや事柄の大切さにたくさん気づけた我々人類は、きっともっと優しく強いヒトになっていけるのではないか、と最近考えています。私もそうなりたいものです。