アラフォーママ、適応障害と全頭脱毛症になりまして

職場でのストレスから適応障害と全頭脱毛症になりました。病気との闘いや新しい発見など綴っていきます。

9月入学の是非

議論が盛り上がっていますね、9月入学制。

みなさんどう思いますか?

私は、9月入学制には「賛成」ですが、

コロナ渦の今の実施には「反対」です。

 

<制度に賛成する理由>

◆日本から海外へ留学がしやすくなるだけでなく、日本で学びたい外国人が増えて、少子化が進む日本において、国際的な学習機会も増えます。

◆夏休みが学年の上がるタイミングになるになるため、夏休みの宿題が無くなります。世界では日本のような「膨大な夏休みの宿題」を出さない国が多く、外遊びやボランティアなど、勉強以外の学びを得る時間になっています。

◆冬の時期に入試をする必要がなく、インフルエンザ等への心配が低減されます。

 

<コロナ渦での導入に反対する理由>

◆今はまだワクチンも薬も確立されていない中、優先されるべきは「命」です。1人でも多くの人が命を落とさぬよう、今政府が力を入れるべきは、医療機関・保健所・検査態勢・ワクチンや創薬への支援、仕事や収入が無くなった方へのサポートです。予算や人材をまずはそこへ集中させ、法改正を含め社会全体に影響のある9月入学は、二の次とすべきです。

◆教育現場が大混乱します。カリキュラムや行事、書類作成等の準備に数年はかかるのではないでしょうか。3か月で準備するのは難しいと思います。

◆コロナはいつ収束するか誰にも分からず、第2波が秋冬にもやって来ると言われています。9月入学にしても、すぐにまた休校になるようでは意味がありません。急ぐべきは、9月入学の準備ではなく、第2波、第3波が来たときに今度こそ授業が遅れないための「オンライン授業」の準備です。

◆学年の区切り問題がとても大きいと思います。誕生日の区切りを4〜3月生まれのまま半年遅らせるのか、区切りも9〜8月生まれに合わせるのか。単純に授業を半年遅らせると、日本の学年の考え方は欧米からそもそも半年遅れているので、国際的には合計1年遅れてしまうことになります。「1年くらい遅れても全然構わない」のか「せっかく国際標準に揃えるのに、世界から1年も遅れてしまう」と考えるのか。1年遅れることを避けるためには、ある年、1年生を2倍にする(1年9月スタートと、年長9月スタートの2学年分の児童に、1年生の内容を教える)必要が出てきますが、それが果たして可能なのか。この問題は、長い時間かけて議論する必要がありそうです。

 

まだまだ色々理由はありそうですが、、

今回、9月入学に政府が前向きということで、とても驚いています。

まずは「命」、教育現場は「オンライン授業」を第一に、政策を決めてほしいと思います。