ファイティングポーズをやめる
数ヶ月前、まだ休職し始めたばかりの頃。
マッサージなどで凝りなどをほぐしてくれるサロンに行った時の話です。
「1年以上、職場でパワハラを受けて、心身ボロボロです」と私が話すと、
50歳くらい?の人生の先輩(マッサージ師の方)は、こうアドバイスをくれたんです。
「肩まわりの凝り方が尋常じゃない。ファイティングポーズをやめてみたら?あなたがファイティングポーズをしているから、闘いたい奴らが寄ってくるのよ。そんな奴らに感謝ができたら、あなたは悩みから解放される」
目から鱗でした。
ファイティングポーズ???なんて考えたことなかったです。
ファイティングポーズをやめてみようと思った私は、どんどん脱力していきました。
すると、私の取り柄だと思っていた、「バイタリティ」「行動力」が、私の長所ではなくなっていくような気持ちになっていきました。
そして、転職活動の履歴書に、「バイタリティ」や「行動力」と書くことに疑問を持つように。自分の長所ってなんだっけ?
そもそも、いつからファイティングポーズを取るようになったのだろう。
思い返してみると、出産が分岐点でした。
「子どもを守らなければならない」「自分のキャリアも守りたい」
しかし現実は、、育児と仕事の両立なんて到底無理な世の中。奥さんが専業主婦の男性上司たちには、ワーママの大変さや気持ちは到底理解できないものでしょう。
そんな世の中に対して、理解のない会社や上司に対して、私はファイティングポーズを取り続けていたのです。
産休明けから、かれこれ7年以上。。
私みたいに闘い続けているワーママは、本当にたくさんいると思います。
ワーキングマザーではなくて「ファイティングマザー」なのです。
だからこそ、男性上司から見ると「扱いづらい相手」なのでしょう。だって我々は、従順な部下ではなく「闘う母」なのですから。
この数ヶ月、色々思考を巡らせましたが「闘うべき時は闘うが、基本的には闘わない解決策を探し、常に周りに感謝して、自分ができるだけのことをやり、協調する」という、柔らかな生き方が良いのだろうと、今日の時点では思っています。(まだまだ闘いたい気持ちはありますが😅)
闘い続けているママたちには、どうか無理をしすぎないで!髪が無くなるよ!精神こわれるよ!会社や社会は守ってくれないよ!と言いたい。もちろん、どんなストレスにも負けない強靭なママもいるとは思いますが。。
ワーママたちが世の中と闘わずに、働きたいだけ働き、子育てにも充分な時間が取れる、ワークライフバランスが叶う世の中になりますように。